05月29日
最近「SM婚」という言葉を知りました。
これまで、恋人としての彼氏よりも、ご主人様のような絶対的な存在を求めていた私にとって、主従関係こそが理想の形でした。けれど、そのさらに先にある「SM婚」という概念は、まさに——夢のまた夢。
妄想の幅がまたひとつ、広がってしまいました。
叶いそうもない夢の中のひとつの理想のプレイ
——私は、普通の男性と婚約している平凡な人妻「しいな」。
日々の生活には大きな不満があるわけじゃない。でも、何かが決定的に満たされない。そんな日常の中で、ある日突然、ご主人様と出会ってしまうんです。
そして抗えないまま不倫関係へ堕ちていく私。
快楽の果て、ご主人様に左手薬指の結婚指輪を奪われて、使用済みのコンドームの中に指輪を落とされ、そのままゴムをきゅっと縛って……ポイ。
婚約の象徴ごと、私の理性を捨て去ってもらえるなんて。
あるいは、もしご主人様と正式に主従関係を結ぶことができたなら——
私が過去に元彼との思い出として取っておいた物を見つけられて、「今すぐ自分の手で燃やせ」と命じられるのも素敵。
従順であることが、なによりも悦びなのです。
それにしても……どうして私は昔の思い出の品を処分してしまったんだろう。
こんなにそそられるシチュエーションのためなら、写真の一枚でも残しておけばよかったのに。
後悔しながらも、そんな妄想を楽しんでいる自分がいます。
身体的な快感よりも、精神的な支配やコントロールに従うことの方がずっと好き。
サブミッシブとしての私は、今日もそんなことばかり考えながら、毎日とっても楽しいです。