04月02日
私は普段、ご主人様との特別な時間を日記に書くことはほとんどありません。理由は単純で、恥ずかしさ、二人だけの秘密にしておきたい気持ち、そして何より、私の拙い言葉ではその時間の尊さを十分に表現しきれないと思うからです。ですが、今回はあえて書き残そうと思いました。
※あくまで私の個人的な考えなので否定や間違いはあると思います。ある程度ご承知ください
SMにおいて、私は性格や価値観の相性こそが何より大切だと考えています。お店という場では、実際にお会いするまで相性を確かめることはできませんが、それでも日記を書くことで私という人間を少しでも知っていただき、結果として相性の良いご主人様との出会いが増えていると感じています。先日お会いしたご主人様とは、特に深い相性の良さを感じました。その経験を通じて、これからはもっと積極的に自分の考えを綴っていこうと思います。
そのご主人様とお話ししている中で、「ドミナント」と「サブミッシブ」という言葉が自然に出てきたことに感動しました。(※詳細はご自身でお調べください。)私自身、基本的にはサブミッシブですが、時折マゾヒズムの要素も持ち合わせていると感じます。ただ、これまで日記ではその点について詳しく触れてきませんでした。というのも、私にとってのサブミッシブ性は単なる嗜好ではなく、精神的な繋がりの中で自然と生まれるものだからです。そして実際にお会いするご主人様の多くが、身体的な痛みを伴うSMの関係を好まれるように思えたため、自分の志向はあまり公表する必要はないと思っていました。
私が求めるのは、身体的な刺激よりも精神的な高揚感や支配されることによる恍惚です。痛みにはある程度の耐性はありますが、血が出るような行為は苦手です。首輪をつけられる瞬間の鎖の音やその重みだけで、すでに頭の中が支配され、これから何が起こるのかを想像してしまいます。言葉で言うならば、私は「ペット」や「メイド」に近い存在なのかもしれません。直接的な肉体的快楽よりも、雰囲気や精神的な結びつきに強く興奮し、例えばおもちゃをすぐに使うよりも、ご奉仕の時間を経て、少しずつ触れられるほうがずっと感じやすいのです。……ここまで書いていて、本当に恥ずかしくて消えてしまいたい気持ちです。
また、私は一度の関係で全てが決まるのではなく、回数を重ねるごとに価値観や思考の深度が合い、次第に溺れていくような関係が理想的だと感じています。初めてお付き合いした彼(元ご主人様)とも、高校時代から5年以上の時間を共にしました。
一方で、私はサディスティックな要素やドミナントの資質をほとんど持ち合わせていません。そのため、ご主人様の「好き」という感覚が、正直なところよく分からないことがあります。例えば、私の絶頂する姿や、過去のご主人様との関係で刻まれた体の痕跡を「奴隷らしくて美しい」と言われると、本当にそうなの?と戸惑ってしまいます。私の中では、白く滑らかな肌のほうが美しいと思っていたのですが……このあたりの価値観は、人それぞれなのでしょう。
また、主従関係にあるサブミッシブやマゾヒストの中には、メンヘラ気質や依存傾向の強い方も見受けられますが、私は全くそのタイプではありません。むしろ自立心が強く、一人の時間を大切にする性格です。ご主人様に対しても、病的に執着したり、盲目的に尽くしたりすることはありません。独占欲や嫉妬心、見捨てられることへの不安も特に抱きません。それは、私が自信家であること、そして何より、ご主人様を深く信頼しているからこそ生まれない感情なのだと思います。
普段の生活では、ご主人様とも比較的フラットな関係を築いています。常に三歩後ろを歩くような従順さではなく、できないことは素直に「それは無理!」と伝え、食事に行けば「焼肉焼肉!」とねだり、ベッドでは「ちょっとストップ!足が痺れたから少し待って!」と遠慮なく言います。こういうところも含めて、私という人間を知っていただけたら嬉しいです。
今日も素敵なご主人様との出会いを夢見て、エレガンスにてお待ちしております。